「Chrome Web Store」ってのが発表されました。アップルのApp StoreやGoogleのAndroidマーケットのみたいな感じで、ウェブサービスを売買できるんです。
米Googleは19日、ブラウザーから利用できるWebアプリを配布・販売するマーケットプレイス「Chrome Web Store」を、2010年後半に公開する計画を発表した。
Chrome Web Storeでは、開発者がユーザーに対してWebアプリを配布でき、課金のために「便利で安全な」決済システムも提供されるとしている。
via: Google、Webアプリのマーケットプレイス「Chrome Web Store」を発表 -INTERNET Watch
動画を参照ください。英語わからなくても大丈夫です。
»Google I/O 2010 Keynote の 「Chrome Web Store」の部分
従来の、個人向けウェブサービスのマネタイズ(収益化)って、広告によるものがほとんどです。広告モデルが有効なのはわかります。しかし、ここまで偏っているのは、気軽に課金できない現状にあると思います。このようなデータをみつけました。
会員規模でいうとFacebookは日本の各SNSの20倍を超えているが,売上規模からいくとそこまでの差はなく,最も類似しているmixiとの比較で5倍弱であることがわかる。
via: Facebook ビジネスモデルを徹底分析 ~ mixi,モバゲー,GREEと比較:in the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ
これを見る限り、ソーシャルネットワークのマネタイズに関して、日本はかなりリードしていることになりますね。その背景には、気軽に支払える低額決済システムの存在が、大きく関与しています。携帯キャリアの功績ですね。
そして、これからが本題。今までは広告モデルに頼る関係上、”ユーザー数が一定量以上存在する事”がビジネスの条件でした。ですが、ウェブサービスに対して個人課金が浸透すると、以下のような現状も手伝って、ニッチofニッチなサービスも成立しうるということです。
- レンタルサーバーやホスティングスペースはリソースによる課金
⇒CPU使った分、ストレージ使った分の課金 - ニーズ価値観の多様化により、個々にマッチしたサービスが必要
1に関しては、小規模だと無料のサービスも多いですよね。これに、「Chrome Web Store」が加われば非現実的な話でもはないはず。
もちろん、サービスの実装は別で、ベースを用意しカスタマイズするような形になるかもしれません。ですが、イニシャルフィーやカスタマイズ費用を徴収することもこれによって出来るはずです。
なんか話がごちゃごちゃしてきましたが、結論…
「Chrome Web Store」は、広告モデルをぶっ壊す!
あれ?言い過ぎました。
Chrome以外のブラウザもOKとはGoogleらしいです。”App Engine使え”とかも無いと思います。という訳で、I love Google.
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