iPhone4と"手に入らないもの"を比較する虚無感

image:Geoff Livingston

 Androidの進歩の速さは目覚しいものがあります。私も、次から次へと新しい機能がでてきて、その都度いちいち興奮しています。Android 2.2で追加されたものは、とても魅力的で、なぜなら特別な存在だからです。

 iPhone4とAndroid2.2を比較した記事も沢山エントリされていて、"ヒーハー！Androidの圧勝じゃん！ざまぁ"などの声が聞こえています。私も"やっぱり、スマートフォンはAndroidに限るよにゃー"とかつぶやいてた口なのですが、ふとあることに気が付きました。


 うち、Android端末持ってないねん。ビチビチやねん…。

 Docomoショップでエクスペリアをいじりすぎて、店員さんにやな顔をされたり、友人の端末を手汗と指紋でベチョベチョにしたりはしていますが、ええ、持ってないんです。
かと言って、欲しくないからではありません。貧乏ですが、それも原因では有りません。

 毎日Androidのニュースをあさり、オラなんだかワクワクしてきたぞ。とつぶやく日々をおくっているだけなのです。それはなぜか、そう…Android2.2搭載のデバイスを待っているからです。

 1.6の時は2.0を待っていました。2.0の時は2.1を待っていました。そう、ずーっと待ち続けています。待ち続けるよう定められた男になってしまっているのです。それもこれも、Android OS自体の開発スパンにハードウェアが伴っていないことが原因です。更に言うと、オープンなOSという立場上、ハードが揃う前から情報が展開されてしまうというジレンマがあり、こんな状態になっています。

そう、"買い控え"ってやつです。こんな当たり前のことに気づいていませんでした。

 iPhone4は今月中にでも手に入るようです。しかし、Android2.2のデバイスは日本でいつ手に入れることが出来るのでしょうか。こんなにも、高速に進化を続けるOS達を前にして、iPhone4とAndroid2.2を比較して一喜一憂してたことに、虚しさを感じました。手に入る物と手に入らない物を比較する事自体が無意味です。

 ここまで読んでくれた人は、私がAndroidを愛していることを疑わないと思います。Androidの普及こそが、アプリケーションの充実の道であり、また、喜びであることに疑いはありません。普及しますかね？キャズムを超えますかね？画一的プロモーションのiPhoneに勝てますかね？不安で不安でたまらないのです。それとも、みなさんは、バージョンの違いなんて"こまけぇことはいいんだよ"と笑い飛ばして買っちゃう剛の者なのでしょうか。やっぱり貧乏なのが原因な気がしてきました。

 元気がなくなってきたので、ポジティブ記事を引用して取り戻すことにします。

2.1がとうとう45.1％にまで拡大してきた。特に減ったのは1.5だ。それでもまだ27.6％と大きな数字を占めているが、今後は1.5の割合はさらに減っていくだろう。そして現状1.6を搭載している端末の2.1へのアップデートも続々と実施されている。2.1はすぐに50％の大台に乗るはずだ。そしてその後は2.2がグラフに登場する。
via: Android OSバージョンシェアの最新データ発表。Android 2.1が約45％に達する

日本もはやくこうなればいいのになぁ、キャリアさん頑張って。日本はキャリア主導しかナインや！

アップルラブな新し物好きのハートを巧みにとらえ、スタートダッシュをかけて突っ走ってきたアップルを、もうかなりのスピードで追いついて射程距離圏内に収めつつ、これから抜き去っていこうというグーグルの構図が見えてきた感じ
via: まもなくiPhoneは抜き去られる！　グーグルが放つ3本の矢で形勢逆転... : ギズモード・ジャパン

引用が恣意的とか言うな！むふふ元気になってきた。

これまで追求してきた重要な機能に関してはそろそろ一段落した、というのが、チームの今の認識だ、と情報筋は言っている。もちろん、細部の練り上げ磨き上げは今後も続くが。今Googleが求めているのは、携帯電話のメーカーやキャリアが独自のUI…Sense、Motoblur、Ninjablurなどなど…を加えるのをやめさせたいということ。
via: 今後のAndroidはユーザ体験の向上にひたすら注力–機能面は一段落したので

ほぅほぅ。UIに統一感がでるのかな。PalmのwebosのUIを作ったあのお方を使っちゃうのかな。ﾜｸﾃｶ

次のGingerbreadではユーザ体験に開発努力の多くを傾注する。Android体験をiPhoneに近いものにしたい、と彼らは考えている。
via: 今後のAndroidはユーザ体験の向上にひたすら注力–機能面は一段落したので

ソフトのVerupだけで、どんどんゴールドエクスペリエンス！！

完全に元気になった。