docomoが総務省の呼びかけに答え、SIMロック解除するみたいです。
NTTドコモは6日、携帯電話機を特定の通信会社でしか使えないように制限している「SIM(シム)ロック」の解除について、2011年4月以降に販売するすべての携帯電話機で、ロックを解除する方針を明らかにした。
via: ドコモ、SIMロック解除へ…11年4月以降(読売新聞) - Yahoo!ニュース
とりあえず、反射的に喜んでは見たものの、本当に嬉しいのでしょうか。
まず、docomoだけがSIMロック解除しても、あんまり意味が無いのはわかります。docomoの端末をわざわざSoftBankのSIMカードで使うメリットが考え付きません。
そこで、docomoに他のキャリアも続いて、SoftBankもSIMロックフリーになったとしたらどうでしょうか。
docomoの回線品質+iPhone 最強じゃね?
ある種、夢でもあります。しかしながら、月々の料金はどうなるのでしょうか。五月に上限額が値下げされたdocomoのパケホーダイダブルの料金表を見てみましょう。
赤字の部分に注目してください。
上記以外 月額10,395円
スマートフォン定額通信だから、月額5,985円じゃないの?と思った方もいると思いますが、他社の通信機器はスマートフォンだろうと、ノートPCだろうとすべて上記以外のモノとして扱われてしまいます。(128kで我慢できる人はおいておいて)
とはいっても、これは現在の料金体系に過ぎずSIMロックフリーに伴い、改正される可能性もあります。しかし、
パケット通信料の定額制を実現できた理由として、KDDIの小野寺正社長(現在は代表取締役社長兼会長)は、「自分たちが端末の仕様を決め、送受信するメールや写真、映像のサイズを決められるからこそ、実現できた」と述べている。
via: SIMロック解除は実現するのか? 必要なのか? - ケータイ Watch
今後登場するガジェットの中には、常時Winnyネットワークに接続しダウンロードし続けるような、凶悪なモノも登場するかもしれない。…すなわち定額制にするということは、一部のヘビーユーザーによる帯域の圧迫というリスクが増大するというワケです。
なかなか、ウマイこと行かないもんです。iPhoneがSIMロックフリーになっても、月々1万は厳しいというのが僕の本音でもあります。
SIMロックフリーは、面白くないにゃー。このままでいいじゃん!と思った矢先、以下のようなエントリを見つけました。
端末ID(サブスクライバID、個体識別番号)の仕様もキャリア毎に異なるので恐らくサービスプロバイダーの対応も複雑になるだけであまりメリットが無く、そもそもSMSのキャリア間送受信もまだ行われておらずdocomoのようにそもそもMMSも持っていずiモードのように他社ではとても対応できないようなサービスを提供していたり、WAP(ブラウジング)のような国際標準に対応しない端末が大量に出回っていたり、SIMを抜いてしまうと端末自体が全く動作しなくなったり、はたまた例えば購入したコンテンツがSIMに紐付いているのにフォーマットが異なるので他社や他機器では再生できない、などなど。要するに「よもやSIMロックが解除される事態が来るとは思ってもいなかった」事態が多発することだろう。
via: SIMロック解除よりもアクセスポイントの解放こそが有効だ | [ bROOM.LOG ! ]
にゃーー。なんもいいこと無いじゃないかー!!やらんでよし!
もちろんこれは、「そうであればサービスを共通して使えるようにしろよ」という話でもあり、この10年囲い込みにしか情熱を燃やしてこなかったキャリア各社の怠慢であり責任としか言えないのだが、これを逆手にとって仮にSIMロックが解除されても「ほらサービスが使えなくなっただけでしょ。SIMロック解除なんて有害なだけだったでしょ」という開き直りとも言える施策を取る公算が大変高い。
via: SIMロック解除よりもアクセスポイントの解放こそが有効だ | [ bROOM.LOG ! ]
もうなんにもシンジラレナイ…。くっそう、なんかガラパゴスの闇をのぞき見た瞬間でした。
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